クライバーンコンクール入賞者たちが日本に来ます


2017年のヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール。
まだ開催から1年経っていないんですね。
個人的には、昨年後半から今年の前半にかけていろいろなことがありすぎたせいか、
もはや遠い昔の出来事のように感じます…。時が経つのが遅い。

このときの入賞者3名が、今年から来年にかけて続々と来日するそうです!

まず、6月に来日したあと再び10月にやってくるのが、
浜コン入賞でもおなじみ、クライバーンでは第3位だったダニエル・シュー君。

2018年6月15日 東京/浜離宮朝日ホール
2018年6月17日 愛知/宗次ホール
2018年10月23日 大阪/茨木市総合クリエイトセンター
2018年10月27日 岐阜/バロー文化ホール
2018年10月28日 埼玉/さいたま彩の国芸術劇場

以前にも何度かこのサイトでコメントをご紹介していますが、
6月のリサイタルについては、「ぶらあぼ」に最近行ったメールインタビューも掲載されています。
明るい元気溌剌ボーイと見せかけて、突如、人の深層心理にまつわる考えを語りだす…
そういえば演奏もちょっとそんな感じです。音は明るいのに、なにかを抱えている感じがする。

そして、第2位のケネス・ブロバーグさん。
私にとっては、あの独特の硬質な音の印象がものすごい。
審査員の児玉麻里さんがとても高く評価されていました(インタビューはこちら)。
ブロバーグさんは、横浜招待に出演し、名古屋の宗次ホールでもリサイタルをするみたい。

2018年11月17日 横浜/みなとみらいホール(横浜市招待国際ピアノ演奏会)
2018年11月19日 愛知/宗次ホール

ちなみに、去年ダニエル君がSNSにアップしていた写真のブロバーグさんは、
ヒゲ&前髪ロングでなんだかイケてる雰囲気だなと思いました。
(彼、短髪だと金融系のビジネスマンみたいな感じしませんか、完全にイメージですけど)
撮影は、自撮りの腕を上げたソヌさん。

そして、優勝者のソヌ・イエゴンさんは、来年の1月に来日するみたいです。
これまでにも仙台コンクールの優勝者として何度か来日していますが、
クライバーンコンクール優勝後は初めてとなる日本ツアー!
完成度の高い堂々とした演奏が光るソヌさんですが、
アメリカ各地での華やかなコンサート活動を経てどんなふうに変化しているのか楽しみです。
若い方の演奏って、短期間でものすごく変わることがありますからねぇ。
仙台コン優勝時からの見た目的なイメチェンっぷりもすごかったですが。

2019年1月19日 静岡/静岡音楽館AOI
2019年1月20日 愛知/宗次ホール
2019年1月22日 東京/武蔵野市民文化会館
2019年1月24日 三重/三重県文化会館
2019年1月25日 東京/銀座ヤマハホール
2019年1月27日 宮城/宮城野区文化センター パトナシアター

ところで、なつかしい2017年のクライバーンコンクールの現地レポートは
こちらにまとめてあります。
コンクール事務局長ジャックさんのお話など、自分でも読み返して、コンクールの在り方について改めてうーむと考えてしまいました。
予算内でただ開催すればいいというのではない、高みを目指してコンクール自体が進歩しようとしている、そんな感じ。
日本の国際コンクールにも、見習うべきアイデアは多いのでは。