チョ君のリサイタルはもうすぐ


「ちょっとほっそりして大人っぽくなった」とジャパン・アーツ公式ツイッターにもありましたが、昨日のプレトニョフ指揮東フィルとの共演を聴きに行かれたみなさん、チョ君のほっそりっぷりはいかがでしたでしょうか。演奏もチョ君らしさの感じられるすてきなものだったようですね。私は聴きにいけませんでしたが、演奏、ほっそりっぷり、短髪っぷり、どれも気になります。

コンサートシーズン真っ只中、演奏会が毎日たくさんありすぎてわけわからなくなっている音楽好きのみなさん、お忘れになっていませんか。チョ君、このあと10月24日に再びプレトニョフ指揮東フィルとの共演、そしてその後10月27日(火)は浜離宮朝日ホールでリサイタルがあります(ホールのサイトのトピックスには、10月上旬に届いたらしいプログラムに寄せてのメッセージが掲載されています)。

以前アップしたインタビューの情報については前にもここの記事でご紹介しましたが、刻々と変化を遂げる若者…もとが比較的ピュアな音楽だっただけに、大人の階段昇ってゆくにつれての変貌ぶりも大きい。今回も期待できるのではないでしょうか。

最近ちょっと思うのですが、一見自信満々でオレサマ的な演奏家より、控えめっぽい人のほうが実は超スーパー自信満々だったりするのではないかということ。もちろん、どちらも自分の信念を持っていることは共通しているし、個人差もあるでしょうけれど。そしてどちらが良いとか悪いとかいう意味でもないんですが。
わたくし、チョ君はあっさりおとなしい風に見せかけて、実は確信みなぎる派の男なのではないかと推測しています。まあ、そうでなくてはあんなに強い演奏はしませんよねきっと…。
ものすごく熱いのに、どこか冷静さを保った演奏をしてくれる。安心して聴いていられるんだけれど、もちろんつまらないということはまったくない。こういう絶妙なラインの演奏をする若手って、あんまり他に思い浮かばないなと、今思いました。
それに来年はいろいろなコンクールもあるし、今のうちにもう一度聴いておくのもいいかもしれませんよ…なんて。

◇チョ・ソンジン ピアノリサイタル
10月27日(火)19:00 浜離宮朝日ホール