【家庭画報の特集、ジャパン・アーツのガラコン冊子、ジャパン・アーツHPなどで書いても、
さらに書ききれなかったコメント(ユル会話中心)を紹介していきます】
ドミトリー・シシキンさん(第6位)
言葉少なだったので、後ろに控えていた彼女の解説つきでお届けします。
─もう何度も日本にいらしているそうですね。
はい、2015年はコンクールの前に2回日本で演奏していますし、その前にも何度も行っていますよ。
─そんなに何度も来ていたんですね。すでに演奏活動をたくさんされていると思いますが、ショパンコンクールを受けることにしたのはなぜですか?
まずはなによりショパンの音楽が好きですし、自分にとって良い経験になると思ったからです。ファイナルまで進むことができ、ピアニストとしてのキャリアにとってプラスになったと思います。参加してよかったです。
─今回ヤマハのピアノを選んだのは?
音が良く、弾き心地も良かったからです。とくにショパンのような穏やかな作品を演奏するのには合っていると思いました。完璧なピアノと感じたわけではありませんが、ショパンの柔らかい作品を大きなホールで弾くにあたって、他よりもブライトな音がしたので、良いと思いました。
─それにしても、最初に登場したときあの豊かな音に圧倒されましたが、子供の頃からの教育の賜物でしょうか?
自分ではわかりませんが(笑)、自然に持っていた能力じゃないかと思うんですけど……。
(すかさず後ろに控えていた彼女が、「彼の小指の筋肉は本当にすごいのよ!! 見て見て!」と言うが、照れているのか小指の筋肉を披露しようとはしないシシキン氏)
─ショパンの音楽を演奏するうえで心掛けていることは?
彼は深い考えのある、とてもおもしろい人物だったと思います。だからこそ、音楽にも色彩が感じられます。エレガントでスタイリッシュな作品なので、純粋に音を楽しみながら、表現していきました。
(「ディーマは、ショパンは本当にロマンティックだからもっと愛がたくさんないといけない。僕はロマンティックがわからないから教えて!といっていたんですよ」と、彼女。その言葉に照れた笑みを浮かべて黙ってしまうシシキン氏)
─ステージで着ていたジャケットも少し変わったお洒落なものでしたし、体系もスリムですよね。ファッションに興味があったり、何か気を付けてトレーニングをしていたりするのですか?
いえ、とくにこだわりはありません。状況に合わせて、良さそうな恰好をしているだけなんですけどね(笑)。体型についても何も特別なことはしていませんし、いつも通りにキープしようとしているだけですよ。
◇◇◇
以上、シシキンさんのおまけインタビューでした。
シシキンさんが回答に口ごもると、すかさず彼女がかわりに回答してくれるという、ナイスカップル!
ちなみに、シシキンさんのインスタグラムの写真はとてもかっこよくて素敵なのですが、これは彼女がレタッチ担当をしているそう。彼女のおじさまが有名な写真家で、いろいろ教わっているのだとか。
そこにある写真を拝見する限り、筋肉のあの形状……特別なトレーニングなしでああなるならミラクルです。どんな体勢でピアノ弾いてるんじゃ!と思いましたが、それ以上はつっこめませんでした。
★ガラコン会場で販売される、ジャパン・アーツ公式プログラム冊子や、
下記サイトもあわせてご覧ください。もう少し真面目です。
ジャパン・アーツHP ドミトリー・シシキン インタビュー