高校生のためのオペラ鑑賞教室「蝶々夫人」


毎年恒例の高校生のためのオペラ鑑賞教室。
今年の演目は「蝶々夫人」で、いよいよ7月9日からスタートします。
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一部の日程は数量限定で一般むけの当日券も発売されます。
朝10時から窓口と電話予約で販売とのこと。
(窓口だけじゃないんですね!これはいいですねえ)
おとなでも4,320円と本当にお得な料金です。出演者もなんと豪華な…。

今回、当日のプログラム冊子用に、
指揮の三澤さんと蝶々さん役の横山さんにインタビューをさせてもらいました。
高校生むけですよ、と言われながらけっこうつっこんだお話を伺いまして、
かなりおもしろかったです。高校生ってけっこう大人だもんね。
もちろん、まとめるときはいろいろ気を付けましたが。
オペラにおける演出の大切さ、海外における蝶々夫人公演のドイヒーなエピソードなど。
書ききれないこともあってもったいなかったです。

今回原稿を書くにあたって、
蝶々夫人に出てくる日本の旋律についてちょっとリサーチしたりしました。
改めて見ていくとおもしろいですね。
作品を観ているなかで普通に気が付くものももちろんありますけど、
もともとのオリジナルの日本の歌を知らなかったものなどもいくつかあり、
ああ、ここもそうだったのね!という発見があって、とても興味深く。
そこから、なんとなくメロディは知っていた曲がどういう歌詞なのかも調べてゆくと、
またおもしろく。

そんななか、先日G-Callサロンに春風亭一之輔氏の落語を聴きにいったときのこと。
この日は単に落語を聴くだけでなく、
いろいろな落語家さんたちの出囃子についてのお話もあるという興味深いもの。
そこで新発見です。
笑点でおなじみの林家木久扇氏。
そう、あの、いやん、ばかーん、木久蔵ラーメンの黄色い方。
あの方の出囃子が、「宮さん宮さん」だというんですね。
蝶々夫人でも出てくるあの旋律です。
そんなわけで、なんだか一気に木久扇氏への親近感が増しました。
まあ、蝶々夫人を意識しての選曲では絶対にないと思うけど…。

そんなわけで、高校生のためのオペラ教室、
当日券の発売情報は、新国立劇場公式ツイッターオペラアカウントやHPで
その都度発表されるようですのでぜひチェックしてみてください。
休憩中、いつもとは年齢層がぐーんと違うロビーの雰囲気や、
上演中、お色気シーンで恥ずかしそうにつっつきあう高校生の様子など、
いろいろ新鮮でそれもまたおもしろいですよ。