金子三勇士さんインタビュー


直前になってしまいましたが、6月23日(月)にはいよいよ、今話題の金子三勇士さんが、ゾルタン・コチシュ指揮、ハンガリー国立フィルとリストのピアノ協奏曲第1番で共演します。
ジャパン・アーツHPに掲載のインタビューはこちら
どんだけ頑固なんだ!な2歳児のエピソードもあり。
ハンガリーで有名な日本のものは、「トヨタ、スズキ、コバヤシ」というビックリ話もあり。

私にとって金子さんていうのは、なんだかプラスの気を感じる人なんですよね。マイナスの気配がしない。それでもかつては自分のアイデンティティのありかについて悩んだ時期もあったそうです。
そんな話題を始め、音楽的に真面目な話はインタビューをご覧いただくとして、その中に書ききれなかったおもしろプチエピソード。「金子さんが最近興味をもっていること」について。

「最近、自分の演奏時の精神状態に興味があるんです。
自分が無の世界になるというか、魂、身体の芯がちゃんと収まることによって、
ようやく音楽に何かが伝わっていくんじゃないかと思うんです。
これからはそういう状態が体験できそうな作品に挑戦してみたいですね。
バッハのゴルドベルク変奏曲とか、そろそろ取り組んでみたいです」

一体何があったんだろう。ヨガ的な発言…と思ったら、まさかのお話が続きます。

「あー、実はヨガ、試しに行ってみたんですけど、だめだったんですよね。
ヨガをやっているときの自分が本番のステージにいるときの自分とすごく重なって、
なんだかむしろストレスになってしまうというか。
頭の中で音楽は流れ始めちゃうし、一体どうしたらいいんでしょうみたいな感じでした」

音楽とヨガ、両方の精神的な作業があまりにも重なりすぎてまったく気が休まらないという、わかるようでわからないような主張。音楽家のメンタリティというのはミステリアスですな。

というわけで、公演はいよいよです。19時サントリーホールです!

6月23日(月) 19時開演 サントリーホール
ゾルタン・コチシュ(指揮)
金子三勇士(ピアノ)
ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団

リスト/コチシュ:ゲーテ記念祭の祝祭行進曲
リスト:ピアノ協奏曲第1番(ピアノ:金子三勇士)
ブラームス:交響曲第1番