仙台コンクール、入賞者こぼれ話


仙台国際音楽コンクールピアノ部門、レセプションでの出来事をご紹介します。
(入賞者全員とお話しできたわけではありませんが…)
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まずは4位となったシャオユー・リュウさん。白ハット姿の激写に成功。
19歳の彼はオーケストラとの共演経験も決して多いわけではないそうですが、
本当にステージでの姿が堂々としていました。
アーティストの家系(父が画家)ならではなのでしょうか。
一緒に写真を頼まれた時のポージングとかも、いちいちさりげなくイカしていました。
いつも帽子を持っているのはおしゃれか身だしなみのこだわりなの?と聞くと、
「単に日差しが強いからかぶっているだけなんだけど。
でも、おしゃれのためだと君が思うなら、それでもいいけどね」
という、またしてもなんとなくイカした返答。
やはり、今後もイカした青年街道まっしぐらであることに間違いありません。

こちらのお写真は、記者会見後の北端祥人さんと坂本彩さん。DSC_1639

北端さん、記者会見のコメントのときはわからなかったけど、
しゃべってみたら、ところどころクッキリとした関西の言葉で、
「あっ、そうだ。関西の人なんだった」と思い、
なんか仙台にいたので新鮮でした(だからなんだって話ですが)。
日本ショパン協会主催の2010年日本ショパンコンクールで
ショパンの協奏曲を演奏していた…と先日の記事で書きましたが、
オーケストラとのコンチェルト経験はそれ以来だったそうです。
「この2週間で一気にどばっとコンチェルトのチャンスがやってきたんです。
これからもっとやっていかな、思ってるんです」とおっしゃっていました。
これぞ仙台コンクールを受ける意義ですね。

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2位のエヴァン・ウォンさん。
このコンクール期間中の経験で最も印象に残っているのは、
「お客さんから感じた愛情と、仙台フィルのすばらしさ」とのこと。

「これまでにオーケストラとの共演経験は数回しかなかったので、
この短い時間に違うレパートリーで“4回”演奏したのはすごい経験だった。
仙台フィルもすばらしかったけど、なにより指揮者が良かった。
ときどき、なぜそこでそんなに時間をとるの?こうしたら?なんて提案をしてくれて、
試してみるとすごくよくなる。
もちろん押し付けたりすることはなく、すごくいいアドバイスをくれた」とのこと。
コンクールの指揮者さんは聞き役に徹するとけっこう聞きますが、
ヴェロさんは程よくアドバイスもしてあげていたのですね。すごい。
ところで、彼が“4回”のコンチェルトといっているのは、
たぶん先月のエリザベートコンクールのセミファイナルで
モーツァルトの25番のコンチェルトを弾いたことを入れているのだと思います。
この短期間で全レパートリーを用意するのは本当に大変だった模様。
(ちなみに仙台のオーケストラのほうがずっと良かったと言っていたことを
こっそりお伝えしておきます)

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そして1位のキム・ヒョンジュンさん。
長いインタビューコメントは後日コンクール公式関係の媒体で紹介しますが、
そのうちのこぼれ話的なものを。
ステージで目をひいたドレスは全て日本人デザイナーのタダシ・ショージのもので、
このコンクールのために用意し、色などプログラムに合わせて着ていたのだそう。
タダシ・ショージ、調べてみたら、仙台ご出身なのですね!
偶然のようですが、これまたびっくり。

以上、こぼれ話的エピソードたちでした。
入賞者たちのちゃんとしたコメントは、記者会見でたくさん語られていました。
そんな記者会見の様子は、見事なことこまかさで、
こちらの広報ボランティアさんのブログにて紹介されています。
ブログ記事、そのほかもとても充実しているので是非ご覧ください。
メインで記事を書いているミスターO、
本当に会社に行ってるんだろうかと他人事ながら心配になるレベルの内容と速さで
連日記事をアップされていました(会社にはちゃんと行っているらしいです)。
他にも会場のボランティアスタッフなど、多くの方がコンクールを支えていました。

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期間中いつもめちゃくちゃ楽しそうに活動していたボランティア&事務局の方々