スタインウェイ・ジャパン設立20周年を機に、
東京ショールームがオープンしたそうです。
これまでスタインウェイ・ジャパンでは直接の小売販売を行っていませんでしたが、
一般的な黒いグランドピアノ以外のモデルへの需要が増えたことに対応するため、
特別なモデルもいろいろと一度に見て試弾することができる場所として、
スタインウェイ・ジャパン直営の販売スペースをオープンすることになったそう。
(特殊モデルは台数が限られているため、
全国各地のディーラーさんのお店それぞれに配置することはできないから、ということらしい)
これまでは、各地のディーラーさんとともにやってきたお客さんたちのための
試弾スペースだった天王洲駅徒歩5分のサロンが、販売店も兼ねることになるということ。
(記者発表会にて、スタインウェイ・ジャパン20周年記念モデルのピアノと、
スタインウェイ・ジャパン社長後藤一宏さん、スタインウェイ&サンズCFOスタイナーさん、東京ショールーム支配人の佐藤立樹さん)
寺田倉庫本社ビル内のサロンは、入口からとても素敵な雰囲気
(オープニング時に提供いただいた写真)
これからは個人のお客さんの来訪が増えるということで、
入口には新しくインターホンが設置されたそうです。
そういわれてみれば、あとから連れてこられた感があってかわいらしい佇まい。
しかしただのインターホンなのにスタインウェイロゴ入りだと
なんとなくおしゃれであります。いい音しそうです。
この記者発表会では、今回の直営店のオープンは、
各地の特約店と競合するためではなく、あくまで多様なニーズに応え、
全体の底上げをすることが目的だという話題が何度か出ました。
競合しない理由として、近年スタインウェイのピアノの需要が、
ホールや音大、ピアニストを目指す学生だけでなく、
個人的な趣味のためというものが増えてきているということ、
(会見での話によれば、個人のお客が7、8割にのぼるようになったそうです)
とくに富裕層の方々がサロン的な場所に置こうという場合は、
木目調や特殊モデルのピアノを好むことが多いというお話もありました。
日本のピアノ需要のあり方がまた新しいシーンに入ってきたということなのでしょうかね。
一般の方向けに東京ショールームツアーというのが下記の日程で行われるそうです。
要予約、各日先着8名のようです。詳しくはサイトをご覧くださいませ!
開催日程:5月25日(木)、6月1日(木)、8日(木)、22日(木)、29日(木)